ディズニ医 ルーマニア医学部

ルーマニア現役医学生の日常

慣れてきた生活!食事!

読者の皆さんこんにちは!今回も一週間を追憶する形式で振り返っていこうと思います。

この日はドラッグストアへシャンプー、食器用洗剤、洗濯用洗剤などを買いに行きました。そしてスーパーへ冷凍野菜とウィンナーそしてパンを買いに行きました。

月曜日は生物物理学の講義がありました。

生物物理学の授業は放射線を用いた人体内の造影技術に関する内容でした。それに関連して、チョルノーブィリ(チェルノブイリ原発事故や福島第一原発事故といった原子力災害と医療に関する内容も扱いました。

授業が終了したあと、学生ビザ取得のために必要な手続きを行いました。ここでもTeAmoさんの手厚いサポートによりコーディネーターの方にフォローしていただきスムーズにできました!

解剖・発生学の講義の授業の冒頭、解剖学のテストに関する告知がされました。しっかり勉強することにします。授業は配偶子形成とそれに伴う減数分裂によってなぜ生物多様性が生じるのかというメカニズムについて学びました。また減数分裂のプロセスは男女によって違っているという内容についても扱いました。

余談ですが、この授業に関連してY染色体ハプログループと言語について面白い話をしたいと思います。英語を始めとしたヨーロッパの殆どの言語はインドヨーロッパ語族という大きな言語のグループに属します。このインドヨーロッパ語族を使う人々の遺伝子を検査すると、インドヨーロッパ語族話者のヨーロッパ人男性には共通したY染色体の型(Y染色体ハプログループR1aという型)が存在するという研究結果があります。またインドヨーロッパ語族だけにとどまらず世界中の殆どの言語とY染色体の型の広がり方には一定程度の相関関係があると言われています。このように医学と言語学という一見無関係に見える分野でもつながっている場合があります。科学って面白いですね(笑)

今回はルーマニア語の授業もご紹介いたします!

ルーマニア語の授業は男性名詞、女性名詞、中性名詞が主なテーマでした。日本語や英語には「性」という概念はありませんのでとっつきにくい内容でした。明治維新以降にドイツの影響を強く受けた我々日本人は「生まれた国」を「母国」と呼び女性のように扱ったり、ハリーポッターとヴォルデモートの杖のことを「兄弟杖」と呼び男性のように扱ったりしています。このように普段我々がなぎげなく扱っている言葉といった文化の中にも西洋文明の影響を垣間見ることができました。

ルーマニアの街並み

土曜の午後には買い物に行きました。現地のデビットカードにロンをチャージしようとしましたがチャージされませんでした。銀行のウェブサイトで確認したところ午後1時から11時までシステムのメンテナンスを行っているということで買い物ができませんでした。なので解剖学のテストの勉強をしっかりすることにしました。

生活にも慣れてきて授業も興味深いことばかりです!日々ルーマニア生活を楽しんでいます。ではまた!